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今回はエアコン手直し工事と新設2台となります。:)
手抜き工事の怖いところは、「手抜きをされた」ことが発覚するのが時間が経ってからということです。
エアコンが故障して交換するときや、壁にシミのようなものが浮き上がってきたらカビだったといように、工事がされた時には分からないということです。
よくある事例として、エアコン交換のために室内機を外した際、
エアコン職人:「お客様...、筋交いが抜かれております...。」
参考写真 |
参考写真:修繕の際の写真 |
「ええええええええッ!!!!???((((;゚Д゚)))))))」
となるケースです。
気づいた頃には「時すでに遅し」で、担当した業者さんと連絡がつかない上、せっかくの新築10年保証が台無しになるなど、結局お客様が泣き寝入りすることになってしまうのです。
完成したばかりのご新築で改めて修繕工事となると、旧築と比べ時間も費用も何倍とかかってしまいます。それ以上に、せっかく何年にもわたって設計士さんと打ち合わせをして完成したご新築に、「手抜き工事をされた」という精神的ショックの方がはるかに大きいということです。
このようなことにならないためにも「安物買いの銭失い」とならぬようくれぐれもお気をつけくださいませ。
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*** (1)2F 洋室A:手直し ***
*** Before ***
室内機を外してみると、必要以上にビスが打ち込まれています。さらに悪いのは、エアコン工事に不向きなボードアンカーが使用されておりました。ボードアンカーは打ちすぎると壁の強度を弱くしてしまうため、最悪の場合は壁を取り替えなくてはなりません。
下の写真も以前手直し工事の際に撮影したものですが、このようにボードアンカーの打ち過ぎによって壁が蜂の巣状になってしまい壁の強度や気密性までもが損なわれてしまうのです。
参考写真 |
エアコン交換の際に同じエアコン機種の同じ据付板を使用できればいいですが、エアコンは定期的にモデルチェンジするため、エアコン交換の際には寸法の異なる据付板を使用することになります。そのため壁を取り替えない限り、次回のエアコン交換の際からはずっと壁に無数の穴があいた状態で生活しなければなりません。それではせっかくの気密性住宅も台無しです。:(
今回は修繕できないほどびっちりとボードアンカーが打たれていたため、お客様には事情をご説明し、据付板は既存の状態を生かした上で出来る限り最善策を施すことになりました。
下の穴、後ほど分かりますが実は典型的な失敗例なのです。。。
穴を保護する貫通スリーブが入っておりません。これでは隙間風や虫が入ってきてしまいます。。。
幾層にもなっている外壁は、エアコン工事で外とお部屋側をパテで埋めても通気層の空気がお部屋側壁内部へと入って来てしまうことがございます。
参考写真 |
参考写真 |
これが原因で壁内部で寒暖差ができ結露やカビが生じてしまうのです。
今度は外を確認してみましょう。
後ほどわかりますが、コーキングは皆無と言っていいほど処理がなされておりません。。。
こちら↓よほど専門家でない限り写真だけ見てもお分かりにならないと思いますが、化粧カバーの最後の部分には「端末部材」を付けなければなりません。しかし写真ではカバー同士を接続する「ジョイント部材」になっています。これも典型的な手抜き工事です。端末部品を持っていなかったのでしょうか、、、
非常に切なく悲しくなってしまったのが、カバー端末部分が適切に施工されていないがために隙間が生じてしまっているため、お客様が見かねてご自分の靴下でその隙間を塞いでおられたのです。。。しかも排水ホースにはご自分で網を張られておりました。。。
カバーを外してみると、詳しくは割愛させて頂きますがかなりやっつけ仕事なのがわかります。
まったくコーキング処理がされておらず、穴にもスリーブが入っていなかったのはどうやら発泡ウレタンがされてあったためでしょうか。。。
百聞は一見にしかずといいますが、ここまでひどいと説明しなくてもお分かりになると思います。。。発泡ウレタンが表面にただ付着しているだけで、少し動かすとウレタンごと取れてしまう次第でまったく気密処理できておりません。
※そもそも発砲ウレタンは外壁構造に合わせて適切に施工しなければ全く意味がございませんのでくれぐれもお気をつけくださいませ。
ご覧のように中はスカスカです。
ウレタン跡が処理の適当さを物語っています。本来なら、こんな跡には絶対になり得ないからです。
*** After ***
先ほど穴あけについて言及いたしましたが、穴を斜めにあけすぎてしまっていて、貫通スリーブがきれいに収まらないのです。。。しかも穴の形が楕円状になっていて隙間があいてしまいます。
コーキング剤で隙間を埋め、なんとか補修できまました。:)
ダイキン:F22NTES-W (1) |
ダイキン:F22NTES-W (2) |
ダイキン:F22NTES-W (3) |
ダイキン:F22NTES-W (4) |
端末部分は適切に施工しております。:)
もちろん、コーキング処理はビスにもしてありますので万全の守りです!:D
銅管は露出しないように適切に処理し、万が一点検が必要になった場合にもメーカーの方が容易にガス漏れチェックできるよう施工しております。:)
そのまま排水すると水浸しになったり水垢・コケ等付着してしまいますので、ベランダの構造、使用されている素材(防水シートなど)に合わせて塩ビ管で排水処理しております!
手作業で加工・設置しておりますので、ホースのものと比べ、耐久性・外観は抜群です!
(→エアコンは意外にもかなりの量の水が出ます!)
また、振動による音を軽減させるために「防振ゴム」を使用しております!
コーキング処理も万全です!:D
参考写真 |
今回、すべての穴あけ箇所は新築専門エアコン職人オリジナル施工のウレタン仕上げですので気密・防水性は万全です!
ゴキブリや水はおろか「風」すら通さない完全密閉です!
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*** (2)1F リビング:手直し ***
*** Before ***
ダイキン:F28NTES-W |
こちらの穴は先ほど以上にひどい状態です。角度が異常についているのです。。。穴あけの際、おそらく筋交いが出てきたため、外から穴をあけなおしたようです。。。
ご覧のように当然貫通スリーブなど入りませんので、気密性など皆無の状態、見事なまでの施工ミスです。。。
こちらも先ほど同様カバー端末が不適切で隙間が生じいるため、その隙間をお客様の靴下で塞いであります。。。
参考写真 |
排水ホースも地面に横たわるように取り付けてあるため、お客様自身虫の侵入を心配し、先端を網で覆ってあります。
余談ですが、職業柄古くなったエアコンを分解したり室外機を撤収することがございます。その際、本当に驚くのがゴキブリの精力です。彼らは驚くほどいたるところに姿を隠しています。私自身、思わず目が飛び出るほど彼らが嫌いなのですが、時には鉢植えの下、時には古いダンボールの下、時には室内機や室外機にもいて、ノーガードの状態ではちあわせた際には思わず腰をぬかしそうになります。。。そのため、エアコン虫除け対策は鉄壁の守りです。
靴下が飛び出ております。。。
こちらも発泡ウレタンがしてあるためか、コーキングが皆無です。
ご覧のように、ただ発泡ウレタンが表面に付着してあるだけで下側には全くウレタンが塗布されていません。少し配管を動かしただけでウレタンごと動いて取れてしまう次第です。。。
こんなところ、お客様自身で確認することなんて普通はできません。そのため、このように手抜き工事は時間が経って発覚するのです。
こんなの、誰が見たって手抜きなのは一目瞭然ですよね。。。
*** After ***
こちらも穴の形状に合わせてスリーブ処理し、コーキング処理を施しております。:)
先ほどとの違いがお分かりでしょうか。適切に気密処理すると隙間などそもそもできないのです。
今回、お客様のご都合上、配管等は再利用させて頂きました。
虫が侵入しないよう地面から離して排水ホースを出しています。
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*** (3)2F 洋室B:新設 ***
*** Before ***
カーテンレールがギリギリですので要注意です。
*** After ***
カーテンレールと柱を考慮して穴あけです。:)
適切に穴あけをすると、このように貫通スリーブも美しく収まるのです。:)
写真ではわかりにくいですが、スリーブの隙間にもコーキングしてあるんです。:D
ダイキン:F22UTES-W (1) |
ダイキン:F22UTES-W (2) |
ダイキン:F22UTES-W (3) |
こちらも排水は塩ビ管仕上げとなります。:)
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*** (4)2F 洋室C :新設縦おろし ***
2階に「室内機」
地上に「室外機」
の配管縦下ろしとなります。:)
*** Before ***
柱をギリギリ避けての穴あけです。:)
*** After ***
エアコンのカバーを外すとこのようになります。:)
弊社では取り付け完了時に必ずガス漏れチェックをいたしますが、それに加えてエアコンが万が一初期不良でメーカーによる修理・点検が必要になった際、担当の方が迅速に原因を発見できるよう考慮して施工しております。:)
F22UTES-W (1) |
F22UTES-W (2) |
F22UTES-W (3) |
F22UTES-W (4) |
F22UTES-W (5) |
地面が芝生や土の場合、雨の跳ね返りで室外機に泥が付着してサビてしまいます。
室外機を設置する場所によっては数年でサビやコケによって迷彩がかってしまうことがございます。:(
参考写真 |
そこで🔸オススメ🔸なのが『防草シート』です!
(1) 防草シートは泥除けはもちろんのこと、雑草も生えませんので虫除けにもなるんです!
Q:「虫除け??」
そうなのです!たまに「室内機から水漏れがしてるんですが、、、」とお問い合わせ頂き点検してみると、エアコン室内機から排出されるホースの中に、虫の死骸がびっしりと詰まっていることがあるんです!
これが原因で水が適切に排出されず室内機から水漏れしてしまうのです。:(
弊社では現調の際に「防草シート」が必要な場合にはご提案をさせて頂きます。
また、事前にハウスメーカー様に伝えておけばエアコン工事までに用意してくれる場合もございます。※中にはお客様自身でご用意される方もいらっしゃいます! :)
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*** 設置機種名 ***
2F 洋室A;ダイキン:F22NTES-W
1F リビング;ダイキン:F28NTES-W
2F 洋室B;ダイキン:F22UTES-W
2F 洋室C;ダイキン:F22UTES-W
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*** この時期、エアコン購入をお考えのお客様へ ***
エアコン価格は7~8月頃が一番高く、反対に11~12月頃が最安値となります。
(→機種によっては定価の半額以下になります!:D)
新モデルに切り替わる1~3月頃は去年度モデルのエアコンがお買い得です!
夏の間はLDKなどの必要なお部屋だけに取り付けておき、あまり使用しないお部屋には秋から冬頃に取り付けするのが賢明です。
お客様の中には、安い時期にエアコンを購入しておき、お家の完成・引越しに合わせて取り付けする方もいらっしゃいます。
弊社ではエアコン無料保管サービスを承っております。ネット購入したエアコンを直接弊社に送って頂ければ工事当日まで大切にお預かりさせて頂きます。
(詳しくはこちら↓
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(*スティーブ・ジョブズはこんな名言を残しています。
「君が最良のモノをクリエイトしようとするなら、例えばもし君が大工で素晴らしいタンスを作ろうとしたら、良質の木を使うだろ?
たとえ外からは見えないからとは言え、『本物』を追求する人は背面にベニヤ板は使わないよね。」
これは私たちの「モットー」を代弁してくれています。
彼が言うように外からは見えないところにも耐久性の良い部材を使用し、ビス穴一つ一つ、コーキング処理を適切に施しておりますので安心してお任せ下さい。)
なにか疑問・ご質問等ございましたらお気軽にお問い合わせ下さい!
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新築専門エアコン職人.comの名前や工事内容と似たエアコン業社さんがいらっしゃるようですが、弊社とは一切関係ございませんのでお気をつけ下さい。
(※弊社は支店・営業所・協力会社は持たず、見積もりから工事に至るまで100%有資格の正社員工事となります。
そのため、大変申し訳ございませんがエリアを限定させて頂いておりますのでご了承下さいませ。)
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[お問い合わせフォーム]
TEL:042-391-2220
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