エアコン容量は冷房ベースで選びましょう!
近年、エコ住宅など、環境に配慮した新築の普及により、昔とは比べものにならないくらい気密性の高い住宅が増えました。そのためか、エアコン容量の選定に関するお問い合わせを多く頂くようになりました。特に、ここ最近頻繁に頂くのが「某動画サイトのエアコン容量選定について・・・」というものです。
基本的にネットやSNSで見られる情報はコマーシャリズムに基づいた記事が多く、本当にエアコン関係に精通している人が情報を発信しているか甚だ疑問です。ネットでは特に、広告を意識した「ライター」が記事を書いているため、専門家が見てもおかしな情報が少なくございません。
昨今の情報化社会の中では、「何が本当で何が嘘なのか」を見極めるのは至難の時代とも言えます。
エアコン容量選定について、たしかに半世紀にわたりメーカーの畳数表記は変わっておりませんし、昔のお家と今の新築の機能性とでは雲泥の差です。しかし、「長年の経験から」容量選定ついて確かに言えることは「冷房ベースで選定することが基本」ということです。
「~kwのエアコンを買うのは損である」とかいうのも、あてにはなりません。くれぐれも口コミだけで選んではいけません。
例えば三菱では、定期的に自社検証ブースにおいてエアコン容量別にテストを行い、それらの数値に基づいて開発等をしているとのことです。弊社も定期的にメーカーのサービスの方から裏情報を含め様々な情報を頂いておりますが、メーカーも各社熾烈な販売競争を行っておりますので、かなり徹底して検証等を行っております。また、空調や機械的なことに関しても卓越した情報をもっております。
第一に「エアコンの容量選定のための国際標準値のような、正確な値などない」ということです。ですので、仮にQ値、C値それぞれ1.0の住宅があったとしても、空調効率は立地条件やお家の構造によって異なるため、正確なエアコン容量選定など理論的に考えて不可能に近いと言えます。また、メーカーも日本家屋の構造や特性に合わせて開発していることも考慮にいれなければいけません。個人個人、様々な価値観に基づいて持論を展開するのは自由ですが、そのようなことを考慮せずに「ただ口コミが多いから」とか、「閲覧数が多いから」ということだけで判断するのは非常に短絡的と言えます。
実際、下記のお問い合わせはご新築を建てた方なら誰もがご存じであろう超有名ハウスメーカーにお住いのお客様から頂いたものです。
上記のようなお問い合わせは、実は日常茶飯事で珍しいことではありません。
6.3kw必要なお部屋に4.0kwのエアコンをつけた方から「エアコンが効いていないので点検に来てほしい」ということで伺うと、原因は機械不良ではなく、単純に容量不足でした。
特に最近よくお聞きするのが「某動画サイトで~サイズのものは損なので買わない方が良いと言っていますが・・・」というものです。WEBサイトやハウスメーカーもそうですが、基本的にエアコン工事関係に精通している方は少なく、容量選定においては理論では通用しないことの方が多い傾向があるのがエアコンです。実際、容量選定に関する記事の多くを読むと、その大半が「独自の指標に基づいて計算した持論の主張」にすぎません。
近年の温暖化による影響は様々な局面でこれまでの常識を覆すものとなっており、半世紀前と現在の夏場の体感温度は大きく異なります。また、ご新築の機能性自体も、立地や間取りによって変わってくるため、「基準値」と言われているものはあくまで「参考」にしかなりません。例えば、3階建てのお家で、「日がまったく当たらない1階」と、「日当たり抜群の3階」の同じ広さのお部屋にそれぞれエアコンを設置するとして、一色単に考えて選定すると失敗する可能性が非常に高くなります。
「メーカーの指標は利益優先でオーバースペックである」という主張もあるようですが、弊社の経験では「アンダースペック」な機種を選定したことで後悔されている方からのご相談の方が圧倒的に多いのが事実です。逆に不思議と、弊社のお客様から「オーバースペックで困った」というようなご相談は17年間で一度も頂いたことがございません。
エアコン選定についての記事はあくまで個人の価値観なので否定するつもりはございませんが、多くの記事で書かれいることと「実際のお客様の声」を比較すると、その信憑性はなんとも言えません。
図面だけではわかりません
図面だけで容量の選定をすることはできません。日当たりなどの立地条件はもちろんですが、例えば同じ20畳のお部屋でも吹き抜けであったり窓やカーテン、使用するインテリアによっても空調効率は変わってきます。だからこそ、しっかりとした下見や打ち合わせをした上でエアコンを選定する必要がございます。新築のエアコン設置は容量選定ももちろんですが、『施工寸法』や『設置寸法』も考慮する必要があるため説明書通りの寸法では設置できず一筋縄ではいかないのです。
下記の記事も併せてご覧ください。↓
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*** 新型コロナウィルス対策のお知らせとご協力のお願い ***
弊社では新型コロナウィルス感染拡大防止対策として、以下の対策を講じております。
(1) 工事はお引越し前の荷物が無い状態でお願いします。
お引越し後の工事となりますと、事前にベッドやテレビボードなどのお荷物のご移動をお願いさせていただく場合がございます。
穴あけ時等は出来るだけ粉塵が舞わぬよう細心の注意を払って工事をさせて頂きますが、家具に粉塵がかかる可能性もあり場合によっては有料にてお部屋の半分以上を養生しなければならないこともございます。
また、クロスや床などの傷などが見つかった際に責任の所在が不明瞭になります。
そのため、工事はお引越し前に行って頂けると幸いです。
(2)工事のお立ち会いは不要です。
工事当日は複数の工事人がお伺いするため、新型コロナ感染予防対策として出来るだけ窓やドアを開放して作業をさせて頂きます。
施工前後のご確認のお立合いは必要ですが、工事中のお立合いは不要です。
施工中は穴あけなどの写真を撮影しながら行いますので、ご希望の方には工事完了後にご提示またはメールにて添付させて頂くことも可能ですのでご希望の際はお申し出ください。
また、ご説明の際は2mほど距離を取らせて頂きますので予めご了承ください。
(3)工事人はマスク着用を推奨しております。
(外作業で周囲に他人がいない場合はマスクを外すこともございます。)
(4)手洗い・消毒・換気の徹底
従業員一同、世界中が一日でも早く終息へ向かえるよう取り組んで参ります。
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*** 鍵お預かり・お知らせサービス ***
お引越し前のお客様に限りまして、鍵お預かりサービスを承ります。:)
毎年、エアコン・アンテナ工事のさなか体調を崩されるお客様がいらっしゃります。特に妊娠中のお客様やお子様にとってエアコンのない夏場の猛暑、冬場の極寒で工事が終わるのを待っているのは非常に過酷です。(※中には救急車で運ばれた方もいらっしゃりましたので命に関わります)
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参考写真 |
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工事前の立ち合い後、鍵をお預かりし、工事が完了次第お客様にご連絡いたします。その際、ご希望であれば穴あけおよび発泡ウレタン等の施工写真(※立ち合いしていないと確認できない部分)をメールでお送りさせて頂きます。
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(*スティーブ・ジョブズはこんな名言を残しています。
「君が最良のモノをクリエイトしようとするなら、例えばもし君が大工で素晴らしいタンスを作ろうとしたら、良質の木を使うだろ?
たとえ外からは見えないからとは言え、『本物』を追求する人は背面にベニヤ板は使わないよね。」
これは私たちの「モットー」を代弁してくれています。
彼が言うように外からは見えないところにも耐久性の良い部材を使用し、ビス穴一つ一つ、コーキング処理を適切に施しておりますので安心してお任せ下さい。)
なにか疑問・ご質問等ございましたらお気軽にお問い合わせ下さい!
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新築専門エアコン職人.comの名前や工事内容と似たエアコン業社さんがいらっしゃるようですが、弊社とは一切関係ございませんのでお気をつけ下さい。
(※弊社は支店・営業所・協力会社は持たず、見積もりから工事に至るまで100%有資格の正社員工事となります。
そのため、大変申し訳ございませんがエリアを限定させて頂いておりますのでご了承下さいませ。)
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カラー・バリエーションの工事例をこちらでご覧になれます。 TEL:042-391-2220
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