新築専門エアコン職人（エアコン知識の宝庫）: No.986 杉並区 M様：『「これ、教えてくれなかったら絶対に分かりませんでしたね。隣の家も見てもらっていいですか？」』

今日のメッセージ：「他人の価値観や、世間の目を基準にして生きていませんか？あなたの人生はあなたのもの。主人公として生きてください。」（江原啓之）

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今回は

（１）『手直し工事＋エアコン移設＋新設』

（２）『地デジ・ＢＳアンテナ（No.396 M様：『ご新築のデザイン性を損なわい位置に地デジ・4k8k対応BSを壁面設置！』
』

のフルセット工事となります。:)

→エアコン・アンテナセット工事詳細については『こちら』。

三階建てでエアコン用の配管が壁内部に通っているご新築のため、ハウスメーカー様の下請け業者さんが事前に隠ぺい配管の工事をしてある現場です。

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＊＊＊　（１）3F：隠ぺい配管　＊＊＊

こちらのお部屋は他業者さんが旧家で外した移設エアコンの取り付けです。

*** Before ***

上の写真は下請け業者さんがあけた穴ですが、あけっ放しのスカスカ状態です。そして、クローゼット内の点検口を開けて内部を見ると、、、

部材を節約するためか、排水用ホースにダイキンのエアコンに付いているきれっぱしが接続されていました。

しかも接続箇所は粘着性の弱いビニールテープで固定してあるため、経年劣化で外れた場合、水漏れする可能性がございます。ここは三階のお部屋ですので水漏れすると非常に恐ろしいことになります。。。

通常、隠蔽配管ではこのようなホースは絶対に使用してはいけません。

正しい取り回し

また、配管の取り回しも水漏れを考慮し、上記の写真のように施工しなければいけないのですが、フタを開けて確認してみるとバラバラです。他業者さんの行った工事に対してあまり悪くは言いたくないのですが、非常に雑で不親切な施工と言わざるを得ません。このまま既存の配管を信用して工事をした場合、室内機からは100％水漏れしてしまうからです。

現場に立ち会っていた監督さんに報告すると「これ、教えてくれなかったら絶対に分かりませんでしたね。一応隣の家も見てもらっていいですか？ちょっと担当の業者に連絡してやり直しさせます。」と、分譲住宅地であったため急きょお隣のご新築も点検してみましたが、すべて同じでした。

今回のようなことは実は日常茶飯事で、ハウスメーカーの監督さんや建築士さんであってもエアコン工事には精通しておりません。そのようなことが原因で知らず知らずのうちに手抜き工事や施工ミスをされてしまう方が後を絶たいのです。

エアコンに限らず職人さんの中には「ハウスメーカーがやった工事なのだから、指示なのだから信用できる、これが絶対に正しいのだ」と思っている方も大勢いらっしゃいます。そのような職人さんたちはハウスメーカーの監督さんの指示に忠実に工事を行うですが、それが原因で不効率なエアコン工事となってしまったり、最悪、足場がないと工事ができなくなってしまうこともございます。（→詳しくはこちらをご覧ください。）

上記のようなことがご心配の方はご来社相談がオススメです。

（→詳しくこちらをご覧ください。）

他業者さんが外した移設エアコンのガス圧をチェックしてみると、写真では分かりにくいですが空っぽ状態です。新居に設置した移設エアコンが効かず、エアコンの寿命と勘違いして新しいものに交換する方がいらっしゃいますが、機器の故障ではなく取り外し方が原因であることもございますのでくれぐれもお気を付けください。（→詳しくは（7）旧家にあるエアコンを新居に取り付けてもらえますか？をご覧ください。）

*** After ***